神経シグナル伝達におけるトランスポーター

神経シグナル伝達に関連するトランスポーターリスト

神経シグナル伝達に関連するトランスポーター

トランスポーターとは
電気シグナル伝達の分子的基礎は神経細胞がそれらの表面膜を横切るイオン濃度勾配を維持することであり、これにより1つまたは複数のイオン(Na+, K+, Cl-, Ca2+)が電気化学的勾配を拡散して電気シグナル伝達効果を形成する。特定のイオンのイオン濃度勾配を生成し維持する作業は活性トランスポーターとして知られる一群の原形質膜タンパク質によって行われる。

神経シグナル伝達トランスポーターの種類
イオンを上り坂に移動させるにはエネルギーを消費する必要があり、ニューロントランスポーターはそのエネルギー源に基づいて2つのクラスに分類される。
1)ATPアーゼポンプは、ATPの加水分解から直接エネルギーを獲得するトランスポーターを指す。
ATPアーゼポンプの最も顕著な例はNa+ポンプ(より正確にはNa+/K+ ATPアーゼポンプ)であり、これはNa+およびK+の膜貫通濃度勾配を維持することを担う。
もう1つはCa2+ポンプで、これは細胞からCa2+を除去するための主要なメカニズムの1つである。
2)イオン交換体はATPを直接使用しないトランスポーターの一種であるが、代わりにエネルギー源として他のイオンの電気化学的勾配に依存する。このタイプのトランスポーターは1つまたは2つ以上のイオンをその電気化学的勾配の上に運び、同時に別のイオン(ほとんどの場合Na+)をその勾配の下に運ぶ。このような処理には少なくとも2種類のイオンが関与しているため、これらのトランスポーターは通常イオン交換体と呼ばれる。
このようなトランスポーターの例はNa/Ca2+交換体である。それは細胞内Ca2+濃度を低く保つという重要な仕事をCa2+ポンプと共有する。
このカテゴリーのもう1つの交換体は、細胞内Cl-を別の細胞外アニオン、炭酸水素と交換することによって細胞内Cl-濃度とpHの両方を調節する。
Na+/H+交換体も細胞内pHを調節する。この場合はH+の濃度に直接作用することによって調節する。

Transporters in Neural Cell Signaling Transduction: Reference

Purves D, Augustine G J, Fitzpatrick D, et al. Neuroscience, chapter 4[J]. 2004.