膀胱がんのための薬物標的

膀胱がんのための薬物標的

膀胱がん治療薬として承認された薬物の薬物標的:PD1/PD-L1

薬物標的 抗がん剤 会社
PD-1 Pembrolizumab Merck
PD-1 Nivolumab Bristol-Myers Squibb
PD-L1 Atezolizumab Genentech/Roche

PD-1は、Tリンパ球、Bリンパ球および単球の表面に発現される免疫受容体である。PD-L1およびPD-L2はPD-1のリガンドであり、そして心臓、肺および胎盤のような正常組織において発現される。PD-1とPD-L1、またはPD-1とPD-L2との結合は、T細胞シグナル伝達および活性化の負の調節をもたらす。癌細胞もPD-L1を発現する。そして腫瘍によるPD-L1の過剰発現はT細胞媒介性の抗腫瘍効果を阻害する。PD-1阻害剤とPD-L1阻害剤は、それぞれT細胞のPD-1受容体と腫瘍のPD-1受容体に結合する抗体である。それにより、PD-1とPD-L1との間の相互作用を阻害し、そしてT細胞媒介性の抗腫瘍応答を増強する。膀胱癌細胞株および膀胱摘出腫瘍標本に関する複数の研究から、PD-L1の発現が尿路上皮癌において有意であり、そして疾患の重症度および結果と相関すると結論付けられた。2006年に、Nakanishiらは尿路上皮癌そしてPD-1およびPD-L1の発現のため、外科的切除を受けた67人の患者からのサンプルを評価した。彼らは、PD-L1(B7-H1)の発現が試験したすべての尿路上皮癌検体において相当であることを証明し、そして腫瘍のグレードが高いほどPD-L1の発現レベルが高いことを示した。腫瘍関連PD-L1の発現は、術後再発頻度の高さおよび生存率の低さと有意に関連していた。(Sundararajan S, et al. Anti-PD-1 and PD-L1 therapy for bladder cancer: what is on the horizon?[J]. Future Oncology, 2015, 11(16): 2299-2306.)

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