免疫沈降ポリクローナル抗体

ポリクローナル抗体(pAb)は、体内の異なるB細胞系統によって分泌される抗体である(一方、モノクローナル抗体は単一の細胞系統に由来する)。それらは、特定の抗原と反応する免疫グロブリン分子の集合であり、各分子は異なるエピトープを同定する。

これらの抗体は、典型的には、適切な哺乳動物、例えばマウス、ウサギまたはヤギの接種によって産生される。大きな哺乳動物は収集できる血清の量が多いため、優先に使用される。哺乳動物に抗原を注射する。これは、Bリンパ球が抗原に特異的なIgG免疫グロブリンを産生するように誘導する。哺乳動物の血清からポリクローナルIgGが精製される。

反対的に、モノクローナル抗体は単一の細胞株に由来する。

実験動物におけるポリクローナル抗体産生のための方法論が多く存在する。動物の使用を管理する制度ガイドラインとこれらの方法論に関連する手順は一般的に人道的配慮およびアジュバント(他の薬剤の効果を改変するが、それのみを投与する場合は直接的効果をほとんど有さない薬剤)の使用を中心とする。これには、アジュバント選択、投与経路および投与部位、部位あたりの注射量および動物あたりの部位数が含まれる。施設の方針には一般的に、許容血液量を収集することと安全予防措置が含まれる。安全予防措置には動物や人への傷害を予防するための動物の適切な拘束や鎮静や麻酔が含まれる。

実験動物における抗体産生の第一の目的は、実験または診断試験に使用するための高力価、高親和性抗血清を得ることである。アジュバントは、抗原に対する免疫応答を改善または増強するために使用される。大部分のアジュバントは、注射部位と抗原貯蔵庫を提供する。抗原貯蔵庫は抗原を排出リンパ節にゆっくりと放出させる。

多くのアジュバントは次のものを含むまたは次のように直接に作用する。

1.界面活性剤。広い表面にわたってタンパク質抗原分子の濃度を促進する。2.免疫刺激分子または特性。抗体力価を増加させ、記憶を伴う長期の応答を誘導するために、アジュバントは、一般に、可溶性タンパク質抗原と共に使用される。
このような抗原自体は一般的に免疫原性が低い。最も複雑なタンパク質抗原が免疫応答の間に複数のB細胞クローンを誘導するので、応答はポリクローナルである。非タンパク質抗原の、或いはアジュバントによって増強される免疫応答は一般に非常に少なく、ここはシステムレコードがない。

現在、抗体の生産については、ヒトBリンパ球を単離して特異的組換えポリクローナル抗体を産生できるようになった。バイオテクノロジー企業のSymphogen社は、このタイプの治療用抗体を生産している。Symphogen社は、第II相試験に達する組換えポリクローナル抗体薬を開発する最初の研究会社である。この生産は、ウイルスおよびプリオンの伝染を予防できる。